昔から工作や物作りが好きなので、
ホームセンターに行き、
何か階段を作る方法がないか物色して、
最初に目についたのは少し分厚い
発泡スチロールでした。
分厚い発泡スチロールで
音の階段を作ることにした私は、
厚さ2センチの発泡スチロールに
横幅9センチ 縦20センチの長方形を
いくつもマジックで書きました。
スムーズに切れればこの長方形を
一つづつ段数を増やして
階段になる予定でしたが、、、
厚さ2センチの発泡スチロールは
思いのほか切りにくく、
一つ目で挫折。。。
苦労した割にはギザギザで断面も汚く、
さらに発泡スチロールのクズが
部屋一面に散らばり、
雪が降っているように見えました。
発泡スチロールで階段作るのはあきらめ、
またホームセンターへ。
ブロックの形をした発泡スチロールは
百均にあるけど巨大になりすぎる。。。
その隣のコーナーにたくさんの材木が!
桐のすのこまで、どれみの階段に見えてきて、
どうやって階段状にしようか?とか。
安くできる方法を思案するけど、
材木は高い。
次に目に入ったのが廃材コーナー。
いろんな不揃いな安い木の破片たち、、、
安いけどいびつだよね、、、
その横にカットされた木材達!
それを見た瞬間にどれみの階段が、
頭の中でイメージできました
しかし、値段が高い!
理想とする8段の階段分のを計算したら2万円!
その日は諦めて帰宅しました。
クリア木材でどれみの階段を作ると、
材料費が二万近くになるので、
一回あきらめたけど、あきらめられずに
安価な木材を求めてホームセンター巡りを開始。
ホームセンターをめぐると、
いろんな種類の木材があり、
重さや匂い、材木の質、値段が様々なのが判明。そしてカットの仕方も違うので、
メモをしながら白鍵盤幅や長さ、高さ、
黒鍵を作った場合のバランスを考え、
ようやく理想の木材に巡り合いました。
喜び勇んで8段分の木を購入
カットしてもらうのもお金がかかると分かり、
それなら自分で切ってみようと、
よく切れそうなノコギリを購入!
木に印をつけて線を引いて、
ギコギコギコギコ、、、、、
ギコギコギコギコ、、、、、
どんなに頑張っても
長さ9センチの板を
切ることができません。
一つ目はギザギザな斜め切り。
諦めればいいのに、負けず嫌いだから
練習したら切れるかも?とトライして
くの字に切れて、三つ目を失敗して諦める。
さぁこのもったいない木の破片どうする?
三つも無駄にしたから当然8段分の
白鍵にもならない
仕方がないからレシートと残りの材木を持って
翌日 ホームセンターへ。
切断担当のおじさんに、ここで買ったこと
レシート見せて理由を話して
切断してもらうことができました。
失敗した材木もサービスで綺麗にしてもらい、
黒鍵も細かい作業だけどカットしてもらい、
土台となる材木完成!
さあ次はこれらをどうやって
白と黒にするか?
やはりペンキ?油絵の具?カラースプレー?と
考えながら文具コーナーまで来たら、、、
これだ〜!!っていうもの発見!!
それは購入していただいた方なら
分かりますよね??
どれみの階段はピアノの鍵盤を
イメージしているのだから、やはり白鍵は白く、黒鍵は黒くしたい!
スプレーかペンキで
色付けするつもりだったけど、
素材が木材でところどころトゲはあるし、
このままでは幼児の教材では使えない
何かで包む、包む、包む。。。
ぶつぶつ言いながら
文具コーナーを通りかかったら、
カラフルな布テープ発見!
とりあえず白と黒を買って帰宅。
いざ、布テープで包みだすと、
ヨレヨレになり上手くいかない。
ピンと張るには結構な力がいる!
試行錯誤しながら
巻き巻き巻き巻きしていったら、
あっという間に布テープ一巻き終了
翌日、あまり深く考えずに
近くの小さなホームセンターで布テープを購入して巻き始めたら、なんか違う?
メーカーによって粘着力も違う?
とにかく私が理想としている
白鍵の布テープではない
こだわらなくてもいいのかもしれないけど、
今度は理想の布テープを探す旅へ。。。
白鍵盤はツルンとしたイメージではなく、
ちょっと象牙っぽい感じで、
黒鍵盤はちょっとテカッてした感じが理想。
布テープもいろいろあら、
値段も匂いも色も艶も粘着力も
微妙に違うけど、理想のものを発見
布テープを巻く作業は、
結構手首を使うので根を詰めると
腱鞘炎一歩手前
手首サポーターをしてレッスンしてると、
保護者から、ピアノたくさん弾かれたんですか?って同情されるけど、、、
すみません、そんなに傷めるほど弾いてません
いろんな苦労が詰まった
どれみの階段をいざレッスンに使い出したら、
導入教材に効果絶大!
ベルも安定して置けるし、
小さな男の子が乱暴に扱っても頑丈!
階段作りに私の創作魂に火がついて、
これを小さいサイズで作ったら
どんなになるんだろう?と、再びホームセンターに行き、6センチ幅の板を購入。
黒鍵幅のバランスも考えて試作したら、
よい感じに完成
それならもう少し小さいのは?と、
4センチ幅の板を購入して
黒鍵幅は余っていた板で作ったら
可愛らしくて良い感じこうして、
三種類のどれみの階段が完成しました。
どれみの階段販売秘話に続く